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特集

動画の種類と使いどころ 〜動画をもっと有効活用していくには(2)

  • 2022年4月5日
  • 中小機構 中小企業支援アドバイザー 村上知也
  • 動画
  • 有効活用
動画の種類と使いどころ〜動画をもっと有効活用していくには(2)のサムネイル画像

非対面型の事業展開が進む中、動画活用の必要性が高まっています。
今回の記事では、動画の種類と使いどころについて解説していきます。

録画がいい?ライブがいい?

皆さんの事業では動画をビジネスシーンで活用できそうでしょうか?ただ、動画にも色々種類があります。リアルタイムのライブ配信であったり、録画した動画であったり。

Youtubeなどでたまたまライブ配信を見かけると、かなりテンポが悪くて、間延びしているケースが多いです。やはり動画はテンポよく編集されているのが見やすいとは思います。一方で、自分がファンの人のライブ配信などであれば、いつまでも見ていられます。この前も、好きな将棋棋士さんのライブ配信を3−4時間見続けてしまいました。

そこで、今回の記事では、動画の種類ごとに利用シーンを考えてみます。まず動画は(1)ライブ配信と(2)録画配信に分けられます。

 

ライブ配信の使いどころ

ライブ配信では、Youtubeではゲーム配信等が多いですが、事業で使うとするとイベントの配信等が考えられます。ただ、イベントを漠然と配信しても成果にはつながりにくいでしょう。

近年ではネットのイベントで販売も行うライブコマースの重要性が高まっています。昔からテレビショッピングの影響は多大でしたが、ターゲットを絞ることができないため、ある程度の規模を有する事業者でないと取り組めませんでした。

ネットのイベントで販売も行うライブコマースのイメージ画像

一方でSNSでのライブコマースは、自社のファンに対してだけ動画でアピールできますので、売上に直結するケースも増えています。今まで対面のイベントで販売してきた事業者にとって、ライブコマースはチャンスと言えるでしょう。もちろん、ある程度は事前にSNSで集客できていることが前提となりますが。さらに、単に商品を紹介するライブコマースでは難しいでしょう。ライブとして聞いていて、役に立ったり応援したくなったりするようなライブをしていく必要があります。

例えば、珈琲豆の販売であれば、珈琲の豆知識や、入れ方のポイントなどがあるでしょう。アパレルの販売であれば、デザインした時に苦労したポイントや、着こなし方の提案などもあるでしょう。こういった取り組みは、対面の店舗のイベントでも増えています。街の店舗が近所のお客様を集めてちょっとした講座を開いて、集客につなげています。SNSなどでのライブコマースでは、更に広範囲のお客様を集客できるチャンスと言えるでしょう。

また、私のようなセミナ講師にとっては、動画配信でセミナをライブで提供する機会が増えています。2020年はほとんどがオンラインでのライブ配信でした。2021年度も半分以上がオンラインでの配信になっています。この傾向は多少の変動はあるでしょうが、これからも当面続くでしょう。

録画動画の使いどころ

録画動画はさらに使いどころが多用です。ライブに比べて、編集して整理された動画が投稿できますから、自社の商品の強みや製造秘話なども動画化してホームページに掲載されている事が増えています。

ただ、録画動画といっても、動画時間によって使いどころが変わってきています。一昔前は、Youtubeでも15分の長さが上限でしたが、今では12時間の保存も可能です。

長い動画の使いどころとしては、操作動画やマニュアル動画などです。私も新しく動画編集ソフトを買ったときは、使い方をYoutubeで勉強しました。このように自社製品の使いみちや操作方法を伝える動画は、業種問わず増えています。

ショート動画が熱いです!

近年特に注目を浴びているのが短い動画、「ショート動画」です。15秒から数分以内の動画で、特徴としては、縦長の動画です。つまり、スマホで見ることに特化した短時間の動画です。TikTokやInstagaramのリール、Youtubeショートなどのプラットフォームで提供されています。

ショート動画といえば、若い人が踊っている、ペットの可愛いシーン、衝撃映像などが中心でしたが、ビジネス活用を目指しているショート動画も増えています。化粧品や美容家電、健康食品の紹介動画や本の書評などの投稿動画をよく見かけます。

 

TVモニターでゆっくり動画を見る時にショート動画を見ることは少ないでしょうが、電車などでの移動中にはスマホで動画を見ている人は多くなっています。そういった意味では、縦長でスマホに特化したショート動画の方が、スマホでの閲覧に向いており、再生回数も多くなりがちです。

さらに消費者向けだけではなくBtoBでの発信も増えています。ある事例では、特殊な強化塗料の会社が塗料の強化度合いを説明するための動画を1分程度でTikTok発信していました。

もともとYoutubeの長い動画で塗料の効能をじっくり説明する動画を作っていましたが、再生回数は多くありませんでした。しかし、ショート動画にして、塗料の効果が一瞬でわかるようにしたところ、たった3日で1年前に投稿した長い動画の再生回数を超えました。

動画を見る側も忙しくなっていますから、今後もこのような短い動画にはチャンスがあるといえるでしょう。

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