【アプリの選び方】BtoC EC(ネットショップ)アプリ
- 2021年3月9日
- 中小機構 中小企業アドバイザー(経営支援) 村上 知也
- アプリの選び方
- BtoC EC
当サイトのアプリ検索でいくつかのアプリが表示されたとしても「どのアプリが自社に最適なのか!」選ぶのがなかなか難しい、ということもあるかと思います。そこで、この特集ではアプリ種別ごとにアプリを選ぶにあたってのポイントをいくつかご紹介します。第2回は「BtoC EC(ネットショップ)」です。
どの仕組みでネットショップを作る?
以下は、動画「ネットショップを作りたいと相談されたら【IT支援力アップ ミニ講座】」から、ネットショップを作る仕組みを選ぶ際のポイントに言及している部分を抜き出し、文字に起こしたものです。(2分33秒くらいから6分33秒くらいまで)
お試しはフリマで
事業者さんの状態によるのですが、初めてでネットに慣れていない方には、まず1回、フリマ(フリーマーケット)アプリで試してみてください、とお伝えします。意外と簡単に売れたりします。
一方で、フリマですから、お店として出すわけではありません。単発(の取引)ですし、事業として継続的にやるものではないと思っています。ですので、やはり独自ショップを作っていくのか、ショッピングモールに出していくのか、というところがあろうかと思います。
どのような集客手段が可能か
独自ショップについては、独自路面店ですから、自分で人を呼べるだろうか、集客手段があるのだろうか、というところが最初のハードルになろうかと思います。
では、ショッピングモールは集客の心配をしなくていいのか、というと、そうでもありません。(モールで買い物をする)ユーザーはとても多いですが、競合(ショップ)もとても多いです。
ということで、ケースバイケースで、ショッピングモールが良いケースもあり、独自ショップが良いケースもあります。
月額無料は、決済料は高い
独自ショップは月額ゼロ円のプランが用意されているものもあり、非常に始めやすいですね。固定費がかからないというのは非常にやりやすいです。
ただ月額ゼロ円のプランは決済手数料が高めになっていたりします。6.6%プラス40円などです。そうすると月額1000円とか3000円くらい払った方が、手数料が4%くらいにとどまったりするので、ここも売れる量によってどちらがお得かというのは変わってくると思います。
でも、今から始めるので売れるかどうか分からないという方は、月額ゼロ円で始めるというのは非常にやりやすいのではないでしょうか。
(中略)
ネットショップの事業計画
ネット部門の売上計画はどうなのかというと、立てていないケースが多いです。(以前から)お店があってネットショップを作った時に、改めて(売上計画を)立てているかというと立てていないで、ちょっと試しに(ネットショップを)始めてみようかなというくらいですね。
売上計画が立っていない事業者さんであれば、ショッピングモールはやめておいた方がいいですね。ショッピングモールはコストもかかりますし、広告を使わないとなかなか(ユーザーに)見つけてもらえません。ですので、ある程度本気でコストもかけてもいいから頑張って売っていこう、月商100万、200万まず目指していこう、もっと目指していこう、こんな想いのある方はショッピングモールにぜひどんどん出していただきたいです。けれど、うーん試しにやってみようかな、というところであれば、月額無料の簡単なサービスから始めてもらう方がいいのではないかと思っております。
(中略)
IT使える!?
HPも一緒ですけれど、自分たちで更新できないとなかなかネットショップは売れません。ですので、パソコンとかスマートフォンを使えますかね、というところです。そういう意味ではやはり先ほどのゼロ円ゾーン(月額ゼロ円プランが用意されているアプリ)というのは、すごく操作が簡単です。本当に限定された機能で非常に簡単に使えるので、スマートフォンの操作ができたらなんとかなるよ、というくらいのネットショップが増えていますので、ITレベルに応じて簡単な方を選んでいただきたいと思います。
でも、簡単だからいいというわけでもないですね。簡単というのは、機能が少なめで、シンプルで使いやすいという意味です。いろいろやりたい方は、ものすごく高機能でいろいろなことができるアプリを選んでも、ちょっと歯ごたえはありますけれど、やってやれないことはないと思います。
動画「ネットショップを作りたいと相談されたら【IT支援力アップ ミニ講座】」