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特集

業種別ポータルサイトをもっと活用するデータ分析3つのポイント

  • 2021年8月10日
  • 中小機構 中小企業アドバイザー(経営支援) 眞本崇之
  • データ分析

ネット集客にかかせないツールの1つであるポータルサイト。
たくさんの店舗が掲載されているため、利用者にとって探しやすいメリットがありますが、当然、ポータルサイト内で比較され、思ったより集客ができない店舗もあることでしょう。
この記事では、ポータルサイトに掲載している店舗がどのように有効活用しているのか、収益に繋げるためにはどのようにデータ分析をしていけばいいかを解説していきます。


当記事では、店舗集客・来店予約に特化したお店を検索するためのポータルサイトを例に取り上げます。
飲食業や美容業、旅行業など特定業種や特定企業のポータルサイトに限定せず、共通する内容に基づいて記事を作成しています。

ポータルサイト掲載のメリットは、圧倒的な集客力!

「居酒屋」「美容室」「お中元」「◯◯旅行」というような多くの人が検索するようなキーワード(ビッグワードと言われます)で、自社HPを見つけてもらいたい、と考えていることでしょう。
例えば、「居酒屋」というキーワードでGoogle検索した結果、検索上位には大手ポータルサイトがずらりと表示されています。それ以外にも、Googleマイビジネス(Googleマップ)、ニュースサイト、まとめサイト、企業HP、ブログ記事、と、なんと約414,000,000件(4億1400万件)のページがあるという検索結果が出ました。
まさに星の数ほどある検索結果から、自社HPを探し出して見つけてもらうことは、かなり難しい状況です。

そこで、活用をしているお店が多いのが、ポータルサイトへの掲載です。
検索では自社HPが表示されにくい店舗であっても、目的を持って訪問する人が多いポータルサイトに掲載されていることで、自社の利用に繋がる可能性が高くなる、圧倒的な集客力こそがポータルサイトの一番の魅力です。

管理ツールも高機能で充実!

認知や集客力に目がいきがちですが、予約管理、顧客管理、POS連携、売上分析など、高機能な管理ツールをもつポータルサイトが多いことも特徴です。

例えば、ポータルサイト以外の複数ルート(電話、メール、LINE等)から予約が入るお店で予約状況を紙で管理しているお店もありますが、ポータルサイト上(パソコンやタブレット)で予約を管理するように統一させているお店もあります。なかには、高性能な管理ツールを使うことを第一目的に、ポータルサイトへ掲載しているお店もあります。

費用対効果に悩む中小企業が多い現実・・・

しかし、このポータルサイト掲載にデメリットを感じている店舗もあります。

ポータルサイト運営会社も収益事業として取り組んでいますので、当然、掲載にあたり登録費用や毎月の掲載料、利用料金に合わせた手数料、といった費用が発生します。

ポータルサイトによっては無料掲載ができる掲載プランもありますが、ポータルサイトの多くは、有料掲載の店舗が優先されて上位に表示されたり、無料掲載プランでは機能やページ構成に制限があったりするなど、有料掲載をしている、もしくは、より高い掲載料や広告料を払っている店舗を優遇するような仕組みになっています。

有料掲載によって、たくさんの閲覧者を集めることができて収益に繋がっているお店がある一方で、集客状況(費用対効果)に差があることも事実で、掲載料の支払いが利益を圧迫してしまっているケースも見受けられます。
費用対効果が低いお店は、ページ構成などの改善が必要であり、その判断基準が「データ分析」となります。

※当記事では飲食業や美容業、旅行業など特定の業種や特定企業のポータルサイトに限定せず、共通する内容に基づいて記事を作成しています。

データ分析のポイント① 目標との差分を把握する

目標売上・目標利益に対して、「1日◯人」「1ヶ月◯人」というような集客目標があるはずです。
まず、ポータルサイト内の自社ページが十分に集客できているか、収益に繋がっているか、といった自社の目標に対する比較をしてみましょう。
不十分である場合には問題点を探しに②以降も確認をしていきます。

データ分析のポイント② ◯◯率を把握・比較する

売上目標に達していない理由の1つとして挙げられるのが、自社ページが予約・購入してもらいやすいかどうかを判断する予約率・購入率です。

この割合は、ポータルサイトによって、商品やサービスによって、地域によって、客層によって異なってくることがありますので、一概に率の大きさを見て良し悪しを決めることはできません。

そこで、同じ条件の他店と比べてどうか、相対比較をして判断します。
例えば、A店の予約率が5%(100人がA店ページを訪問して5人が予約)で、同一地域、同一掲載プランの競合店の平均予約率は10%であった場合には、競合店と比べて、A店の掲載内容が顧客から評価されていない、ページ改善の余地がある、と言えるでしょう。

平均値などの情報は、分析機能のなかで表示され比較できるポータルサイトもありますが、営業担当者が個別に教えてくれることもあります。
たくさんの企業・お店が掲載されていることで、同じ条件での競合比較ができる点は、ポータルサイトのいいところです。

データ分析のポイント③ ◯◯数を把握・比較する

ポータルサイト内の自社ページへの訪問者数が多いかどうかを確認します。
先に記載したとおり、掲載順位が高いほど訪問者数が多くなります。
無料掲載か有料掲載かで掲載順位が異なり、無料掲載店より有料掲載店の方が、さらに有料掲載店のなかでもより高い掲載料を払っている店舗の方がより訪問者を集めやすくなる仕組みとなっていることが一般的です。

しかし、ポータルサイトによっては、掲載費に関わらず掲載順が高くなる条件や、同一掲載プランであっても掲載順が前後する条件があります。
例えば、特定のキーワードでは検索順位が高くなる、頻繁に更新をしている店舗の掲載順が高くなる、口コミ評価が高い・多い順に掲載順が高くなる、というように、支払う掲載費を増やさなくても特定の取り組みをすることで、訪問者数の増加に繋げることもできます。
ポータルサイトを使いこなしている店舗は、このような観点を持って取り組んでいることが多いです。

それ以外にも、予約率・購入率の改善に繋がるポイントとして、ページごとのPV数を把握することも必要です。
例えば、PV数が多いが、予約数・購入数が少ない場合には、お店に興味を持ってくれたにも関わらず、商品やサービスの魅力が十分に伝わっていない可能性があります。

ポータルサイトでは、自社ページがどういった状態にあるのか、データ分析機能が備わっているものが大半です。
このデータ分析機能を活用して改善し、より高い売上効果をあげていきましょう!

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