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特集

ホームページの求人情報を強化して、自社にぴったりの人材を獲得

  • 2023年7月6日
  • 中小機構 中小企業アドバイザー(経営支援)  並木博
  • ホームページ刷新(採用強化)
  • 求人インターネット広告
自社ホームページの求人

いままで様々なところで求人情報を出したけれど応募が少なかった、応募者に自社の求める人物像が伝わっていなかった、という方は、自社のホームページに求人情報に特化したページを作ってみてはいかがでしょうか?
自社のホームページならコンテンツを自由に掲載できるため、詳細かつ魅力的に自社の情報を求職者に伝えることができます。今回はホームページ刷新(採用強化)についてご説明いたします。

自社ホームページに求人情報を掲載するメリット

自社のホームページに求人ページを作り求人情報を掲載することの主なメリットを4つご紹介致します。

1.採用コストの削減
求人広告や人材紹介サービス等に比べて大幅に費用を抑えることができます。自社内でページ作成や運用が行えるのであれば更に低コストとなります。

2.コンテンツの自由度
基本的な求人情報の他にキャッチコピーや文章、画像や動画の掲載もできるため、より詳しく、より魅力的に自社で働いたときのイメージを伝えることができ、応募率アップや応募後のミスマッチ防止の効果が期待できます。

3.アクセス解析による改善
もし応募者数が少なくても、どのような人がアクセスしてきているか、どのようなニーズを持っていそうか、どこで離脱してしまったか、などを分析し改善につなげることができます。

4.求人検索エンジンからのアクセス
求人媒体は掲載期間が終了すると検索結果には表示されなくなりますが、自社の求人ページを常設しておくことで求人検索エンジンの検索結果に表示されアクセス数が増えることが見込めます。

求人ページを作成するときのポイント

人手不足だからといって大急ぎで採用条件をたくさん記載しただけのページを作ってもあまり効果は得られないでしょう。自社が求める人材を効率よく集めるため、求職者が応募しやすくするために、このようなポイントを検討してから求人ページを作りましょう。

1.採用したい人材のペルソナを設定する
採用担当であれば「こんな人に応募してきてほしい」というイメージは持っていると思いますが、そのイメージをさらに詳細に年齢・性別・性格・現在の職業・希望年収・保有資格や技術・学歴・居住地域など細かく想定し、自社が求職者に求めるニーズと、逆に、求職者が自社に求めるニーズを明確にします。

2.求職者の目線でコンセプトを作る
自社の特長・強み、他社との違いをできるだけ深掘りし、自社で働くことの魅力をどのように伝えるかを決めます。このとき、企業側の目線で「ここが当社の魅力です!」と一方的に押し付けるのではなく、必ず求職者の目線で魅力的に映るか考えながら検討しましょう。世代の違いによる価値観の違いにも注意する必要があります。

3.入社後を想像できるようなコンテンツを作る
現実的な福利厚生や給与はもちろん、求職者のニーズをもとに入社後の働き甲斐や働きやすさ、キャリアプランなどをイメージできるようなコンテンツを作りましょう。

求人ページに掲載すべき内容の例

求職者は数多くの企業を比較・検討するために様々な情報を必要としています。勤務地、勤務形態、給与、休日、賞与、業務内容、必須条件などの他、下記のような情報を求めています。

・経営者または採用担当からのメッセージ
・企業理念とビジョン
・福利厚生、職場環境
・社会や業界内での会社のポジション
・先輩社員の業務の例やインタビュー記事・動画
・仕事を通じて得られること実現できること
・残業や休日出勤の実績
・応募方法の詳細や段取り
・選考プロセス
・FAQ

それぞれコンテンツ作成時には前述のように求職者の目線を忘れないようにしましょう。「伝えたいから書く」ではなく「伝わるように書く」ことが重要です。情報を整理し整然と並べ、きれいな画像や動画なども駆使し視覚的に好印象を持ってもらうと更に効果的です。また、ネガティブな情報は隠さず正直にかつ前向きに伝えることで真摯な態度として信頼されるきっかけになったり、入社後のミスマッチを減らしたりする効果が期待できます。

自社ホームページの求人ページは、中小企業の採用活動には既に欠かせないツールとなっています。掲載するコンテンツによって応募数を増やしたり離職率を下げたりする効果が期待できます。
コンテンツについては、求人ページを見るのが求職者(つまり人)であることを忘れずに求職者目線で、自社への理解度を深めてもらえるようなページを作り、自社にマッチした人材を獲得しましょう。

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