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特集

良い人材を低コストで獲得!求人インターネット広告

  • 2022年11月22日
  • 中小機構 中小企業アドバイザー(経営支援) 並木博
  • 求人広告
  • 採用
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事業の拡大や急な社員の退職など求人を出す理由やタイミングは様々ですが、なかなか良い人材が応募してきてくれなかったといった経験がある方は多いのではないでしょうか?
近年ではほとんどの求職者がインターネットを使って情報収集すると言われているので、求人インターネット広告を活用すると応募者が増えるかもしれません。
求人インターネット広告とはどのようなものなのか具体的にご紹介していきます。

求人インターネット広告の種類は大きく分けて2つ

求人インターネット広告とは、インターネット上に求人情報を掲載するための広告媒体で、インターネット専門のものもあればフリーペーパーなどの紙媒体と連携するものなど様々ですが、大きく2種類に分類することができます。

(1)求人サイト

自社(サービス)のWEBサイトに求人情報を掲載し、多くの求職者に閲覧してもらうことで企業への応募者を集める求人広告で、ほとんどの業種・職種に対応している総合的な求人サイトが多く存在します。他に、地方の地域密着型の求人サイトや、業種・職種に特化した求人サイトなど、特色のある様々な求人サイトが展開されています。

(2)求人検索エンジン

希望する業種・職種、地域名、企業名などのキーワードを入力し検索すると、関連する求人情報を表示してくれるサービスです。言葉の通り求人に特化した検索エンジンでGoogleなど通常の検索エンジンの求人特化型と考えると分かりやすいと思います。 

掲載自体は無料であることが多いのですが、Google広告などのPPC広告のようにクリック課金型の有料プランがあり、クリック回数によって料金が発生する広告を表示できるプランがあります。

参考:Googleしごと検索
Googleが展開する「Googleしごと検索」では、有料プランは無く全ての企業が無料で掲載することができ、Google広告枠の下、オーガニック検索の上に自社の求人情報を無料で掲載することができます。 無料かつGoogleの検索結果に表示されるため、求人サイトや求人検索エンジンの有料広告を利用する際の補助や、まずは応募の様子を見たいという企業のお試しとして活用すると良いでしょう。

求人インターネット広告のメリットとデメリット

求人インターネット広告を活用する際のメリットとデメリットについて説明します。

メリット

  • 費用が比較的安価で済む
    ハローワークと比べると費用はかかりますが、有料人材紹介などに比べれば圧倒的に安価だと言えます(参考:有料人材紹介の場合、着手金+理論年収の30%から50%の紹介手数料等が必要といわれている)。
    求人インターネット広告を掲載・運用する期間や人数によっては更に割安になります。

  • 採用したい人材へ企業側からアプローチできる
    求人サイトの多くはスカウトメール機能などの求職者へのアプローチが行えるツールを準備しており、採用したい人材を見つけた際に効率的に訴求することができます。

  • 幅広く求職者を募集できる
    求人インターネット広告は、IターンやUターンなど遠方からの検索や、業種・職種を絞り込まないような検索、逆に、求職者自身のスキルを条件として細かく指定した検索など、様々な求職者に自社の求人広告を広く見てもらう事ができます。

  • 効果測定ができる
    WEBサイトのアクセス解析のように、表示回数、クリック数、クリック率、応募数、クリック単価、応募単価、応募率などの指標をダッシュボードで確認することができ、今後の展開を計画することができます。

デメリット

  • 自社の求人情報が埋もれやすい
    人気の求人サイトなどでは掲載量が非常に多く自社の求人情報が埋もれやすい傾向にあります。また、求人検索エンジンでは、複数の求人サイトへ掲載している同一の求人情報が多く表示されることがあり、求人サイトを1か所しか使っていなかったり自社サイトへの掲載のみである場合には埋もれやすくなっています。

  • 効果を高めるためにはある程度の専門知識が必要
    他の求人情報に埋もれてしまう環境で、可能な限り上位に表示し続け応募者を増やすためには、SEOやWEBマーケティングに似た知識が必要となってきています。どんなキーワードがどの求職者に適しているのか、常にアクセス解析を行いながら改善を繰り返す必要があります。

以上、求人インターネット広告について紹介させて頂きました。状況の変化が早い分野なので、低コストで良い人材を獲得できるよう上手にご活用ください。