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事業は続けられるのか？

ある卸売業を訪問したときのことです。打ち合わせをしている隣の会議室がサーバ室の代わりになっていました。受注や販売、発送の仕組みを自社内のサーバで構築されていて、同社にとって欠かせないシステムとなっており、機能面でも大きな不満はありませんでした。

しかし「この部屋が火事で燃えたらどうなりますか？」と伺ったところ、顧客データが無くなって業務の大半が止まってしまう、とおっしゃっていました。「バックアップは行っていますか？」と伺ったところ、毎晩行ってはいるが、そのバックアップも同じ会議室内にあるため、火事になったらすべて喪失してしまうだろうと。

大規模災害はいつ発生するかわかりませんし、小火であればその発生確率は更に高まります。何かあった時に事業を継続できるかという視点は、どの事業者でも持っておく必要があります。

支援者の皆様も、事業者の事業継続に少しでも不安を感じる点があれば、積極的に問いかけてみてください。ということで、来月の『支援者のためのスキルアップ講習会』では、BCPについて取りあげます。

第３回支援者のためのスキルアップ講習会　テーマは「事業継続力強化計画」

事業継続力強化計画（通称：ジギョケイ）はご存知ですか？自然災害や感染症、サイバー攻撃などの脅威が増大する中、事業継続計画（BCP）の必要性が高まっています。 そのBCPの簡易版として、中小企業でも取り組みやすく、効果が高いと注目されているのが“ジギョケイ“です。
本講習会では、認定制度の概要から、計画策定におけるポイント、事業者間連携の重要性までをわかりやすく説明します。ジギョケイ策定支援のノウハウ、勘所を知りたい支援者は必見です。

令和6年度「第3回支援者のためのスキルアップ講習会」

■テーマ：そうだったのか！支援先から喜ばれる、「事業継続力強化計画」の策定支援
■対象者：商工団体、金融機関、公的支援機関等の職員の方
■配信期間：8月19日（月）～ 8月31日（土）
■講　師：中小企業アドバイザー 福泉 裕 氏
素材メーカー勤務を経て独立。東日本大震災後、BCP指導者育成研修の運営を担当。以後、BCP（事業継続計画）や事業継続力強化計画の策定・運用をはじめ、中小事業者の強靭化支援を実施している。中小企業診断士、1級販売士、防災士の資格を保有。
■参加費：無料
■プログラム：
(1)リスク対応の必要性
(2)認定制度の概要とジギョケイの特長
(3)資金対策の重要性
(4)ジギョケイの内容と策定上のポイント
(5)連携ジギョケイのすすめ

■申込みURL（申込み〆切：8月13日（火））
https://service.smrj.go.jp/cas/customer/questions/e407b0e8696b4d629b4536fdbed3410c
【お願い】ご視聴される方は各自のメールアドレスにてお申し込みください

その他のBCP記事・事例の紹介

ここからアプリでもBCPの記事や事例を掲載しています。こちらもぜひご覧ください。

【記事】　IT部門に求められる事業継続計画（BCP）
https://ittools.smrj.go.jp/info/feature/vppbvp0000000exo.php

【事例】　柔軟性に富んだ企業経営を実現するITツール
https://ittools.smrj.go.jp/case/cp577f0000004a8d.html

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