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「DX支援ガイダンス:デジタル化から始める中堅・中小企業等の伴走支援アプローチ」が経済産業省から発表されました。タイトルの通り、事業者側のDXの進め方ではなく、支援する側のあり方についてまとめられています。以下の経済産業省ホームページで公開されています。
https://www.meti.go.jp/press/2023/03/20240327005/20240327005.html

サマリーとして1枚に纏められた資料も掲載されているので、是非チェックしてみてください。

DX支援を進めるための課題と最初のステップ 

ガイダンス本編では、DX支援を進めるにあたっての多くの課題が示されています。その内容は、「なんのためにDX支援をするのか」、「支援するにしてもDX人材がいない」、という課題に集約されると思います。

また、DX支援の基本として、「DX支援は取引先に伴走し、中長期的に成長を見守り続けることに意義がある」としています。多くの支援者はこれに合意するところと思いますが、では具体的に何をしていくのか、という点が課題です。

そこで、最初のステップとして提示されているのは、「まずは身近なデジタル化から取り組んでみることや成功体験の繰り返しが、最終的にDXを成功させる上でも有益」ということです。

支援者の立場で、「DXしませんか？」といくら伝えても、事業者がすぐに同意することは少ないでしょう。支援者の皆さまが受けているデジタル化相談の多くは、もっと身近な内容が多いのではないでしょうか。

例えば、ある家族経営の食品製造小売業を訪問した際、社長から「日々の業務が忙しく、余裕がなくて困っている」という話があったので、どの業務が忙しいのか聞いてみました。すると、日々の受注処理、納品処理、請求処理をすべて手書きで行っており、その繰り返しが忙しい、とのことでした。

手書きで行えば、受注のとき、納品のとき、請求のとき、同じ内容を何度も転記していくことになります。このような業務であれば、安価なクラウドサービスがあり、受注処理をすれば納品書も作成でき、その納品書をまとめて合算した請求書も作成することができます。

早速おすすめのアプリを伝えましたが、伝えるだけでは導入は進みません。次の訪問時に、試用環境に登録して、初期設定の進め方を社長に見てもらって、自社で取り組めるか確認してもらいました。

これくらいの身近なデジタル化であれば、取り組めると感じる支援者の方もいらっしゃるのではないでしょうか？

「DX支援しよう」と上段に構えるのではなく、「身近なデジタル化」から支援してみませんか？

なお、ここからアプリでも「DX支援ガイダンス」の内容を簡単にまとめています。こちらからご覧ください。

◆DX支援ガイダンスが経済産業省から発表されました〜支援者側がまずDXを実現しよう！
https://ittools.smrj.go.jp/info/feature/ldbn8o0000001cot.php

中小機構「ＩＴ経営サポートセンター」のお知らせ

中小機構では、IT化についてお悩みの中小企業・小規模事業者の皆さま、中小企業等のIT化をご支援される支援機関の皆さまをサポートするための、IT分野に特化したオンライン相談窓口「IT経営サポートセンター」を開設しております。

◆IT経営サポートセンター
https://it-sodan.smrj.go.jp/

IT経営サポートセンターは、支援機関の皆さまの”IT化支援”をサポートします！

IT経営サポートセンターでは、実務経験豊富なITの専門家が、事業者から経営上の課題やIT化の現状やお悩み等をヒアリングし、その解決に向けたIT利活用・導入の方向性等についてアドバイスいたします。

 ・支援機関の皆様にもご同席いただき、事業者側の視点から補足説明や専門家への質問をしていただく
  ことで、相談の質が高まることが期待されます。
 ・IT化に関する相談に対し、専門家がどのようなやり取りやアドバイスを行うか、間近で体験いただき、
  皆さまのIT化支援力向上にお役立ていただけます。
 ・IT化支援に関するご相談であれば、支援機関の皆様単独での利用もいただけます。

ぜひ、事業者の方とご一緒に、IT経営サポートセンターをご利用ください！

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