【IT支援力アップ】地域の金融機関によるIT支援(2023年2月16日号)
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2023年2月16日号 中小機構 中小企業アドバイザー(経営支援) 吉田明弘 |
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地域の金融機関によるIT支援目的を明確にして変化を生む支援を!今、多くの地域金融機関が、顧客である事業者の本業支援を進めていくことを打ち出していると思います。それではIT支援はどうでしょうか。事業者の「本業」と「IT」は密接に関わっており、本業支援を進めるには、当然、IT支援も重要です。 本業支援にせよ、IT支援にせよ、そこで必要なことは、事業者の経営課題を解決するために、何らかの変化を生むお手伝いです。そしてその変化を生み出すためには、まず解決したい課題を明確にすることが重要でしょう。 課題解決の手段としては、ビジネスマッチングやホームページ作成、人事評価制度の導入、新商品開発、融資による資金繰り支援など、いろいろな手段がありますが、課題や目的が不明確な状態でこれらの手段を取り入れても、成果につながらないことが多くあります。 事業者の事業を知っていますか?事業者を訪問された際などに、単に「経営課題は何ですか?」と聞いて回っても、上手くいかないケースもあるでしょう。事業者自身が経営課題を正しく認識しているとは限りませんし、聞いた側も事業者の話の本質を理解できないかもしれません。 そもそも、支援先の事業について詳しく理解できていない可能性もあります。「いや、もちろん知っていますよ!この事業者は、お菓子屋さんです。」などと言うときに、その「お菓子屋さん」は、地域のお菓子需要を一手に担う一般層向けのお菓子屋さんでしょうか。それとも、独自路線で刺さる人にファンになってもらうお菓子屋さんでしょうか。この2つでは、お菓子を売る相手(顧客)のいる場所や販売戦略も違いますので、課題の前提も大きく異なります。 支援の基本は相手を知ることです。そのためには、相手に興味を持つことも重要です。興味を持てば知りたくもなります。当然、ホームページがあれば見ておきたいですし、お店にも行くでしょう。また実際に会う際には、今誰に売れているのか、今後誰に売っていきたいのか、などを尋ねると思います。 もっと深く知りたいと思ったら、事前に世の中の同業他社が、誰に何をどうやって売っているのか調べてみましょう。比較対象があると、支援されている事業者の事業を知る足掛かりになります。一般的な経営課題を把握するために、下に示すような情報を参照するのも役に立ちます。 ◇IT導入事例(業種などで検索が可能) 金融機関にはどんなIT支援ができる?さて、支援先の事業者の経営課題を把握できたとして、次に、金融機関はどのような支援ができるのでしょうか。担当者個人や組織が持っているノウハウや情報、地域のニーズ、外部組織の動向など、置かれている環境によっても変わってくると思います。今できること、これからやっていきたいことを整理してみましょう。 下に紹介するページでは、3つのステップで金融機関のIT支援を整理しています。 1.まずは顔の広さを活かした支援 詳しくは以下の特集ページの内容をご覧ください。 ◇金融機関のIT支援特集ページ
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