キャッシュレスは店舗だけではなく、ネットで購入することも含まれます【中小企業のためのクラウドサービス/アプリ分野紹介　オンラインID決済】

店頭のクレジットカードやQRコード決済の記事については、以下URLで記載しています。https://ittools.smrj.go.jp/info/feature/e8gsgb00000002hz2.php

○消費者にとってのオンラインID決済

　消費者はオンラインID決済に登録しておくことで、ネットでの買い物が可能になります。もちろんオンラインID決済に登録していなくても、クレジットカード等を使って買い物はできます。しかし、初めてのネットショップ買い物をするときに、氏名や住所、クレジットカード番号を相手に伝えるのは面倒なものです。またセキュリティの不安も感じることがあるでしょう。そんな時にオンラインID決済を使えば、氏名や住所を登録する必要はなくなります。さらに、買い物をするネットショップには自分のクレジットカード番号を伝えることなく決済できます。

　その他にも、ネットショップでの買い物だけではなく、友達や家族同士で送金ができ、さらに送金リクエスト、つまり集金もできます。

　ただし、こういった機能は、店頭で使えるキャッシュレスアプリでも実現されつつあります。逆に店頭のキャッシュレスアプリでもオンラインの買い物ができるものも登場しており、店頭のキャッシュレスとオンラインID決済の間に差がなくなりつつあると言えます。

○事業者にとってのオンラインID決済の主な機能

それでは事業者側にとっては、オンラインID決済はどのようなシーンで利用できるでしょうか。

（１）ホームページに決済機能を追加できる
　本格的に多数の商品をネットショップで販売する場合は、ネットショップサービスを使ったほうが良いでしょう。しかし、今活用しているホームページでそのまま販売をしたい場合は、オンラインID決済の機能を使って、顧客に決済機能を提供することができます。

（２）ホームページなくても、ソーシャルメディアやメールからの決済に対応できる
　またホームページではなく、ソーシャルメディアの投稿から決済させたい、メールを送ってそこから決済してもらいたい、といった場合にもオンラインID決済が有効です。自社専用のリンクを作って、消費者に送付することで決済が完了します。

（３）海外向けの多言語決済への対応
　グローバルに提供されているオンラインID決済では、決済画面は多言語化されており、外国人の方々向けに利用してもらいやすくなります。

（４）オンラインID決済の対応サービス
　クレジットカードでの決済が中心ですが、中には店頭で利用するスマホQR決済がオンラインで使える仕組みも登場しています。買い物では、ますますネットと実店舗の境目がなくなってきますね。


　ネットでお客さまに購入してもらうためには、決済手段の数は重要な要素です。この商品が欲しいと思っても、自分が使いたい決済手段に対応していなければ、そこで消費者は購入せずに帰ってしまう可能性があります。事業者にとっては、複数の手段を用意することも考えておく必要があります。

○ここからアプリ　決済　（オンラインID決済）

ここからアプリで掲載しているコーナーを紹介します。

決済（オンラインID決済）

https://ittools.smrj.go.jp/app/result.php?is_clear=&app_purpose%5B%5D=p01-a14

ここからアプリで紹介しているアプリは、無料で試行できるものが多くなっていますので、ぜひ導入に向けて試していただければと思います。

◯結びに

　キャッシュレスは様々な手段が取り沙汰されています。クレジットカード、ICカード、スマホQR決済などです。今話題になっているのは、実際の店頭で何を使って決済するかということですが、今後はオンラインでのキャッシュレス手段も増えてくるでしょう。ネットショップを運営する事業者も決済手段を増やす取り組みが求められています。

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