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2025年の中小企業白書においてデジタルはどのように記載されていたか?【IT支援力アップ】メールマガジン 2025年6月12日号

 
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  2025年6月12日号
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2025年の白書が発刊されましたので、以下の記事をまとめました。
「2025年版中小企業白書でデジタルについて述べられたこと」
https://ittools.smrj.go.jp/info/feature/flcjfa0000000rxg.php


中小企業白書の読み方

毎年発表される中小企業白書ですが、みなさまはご覧になっているでしょうか。

白書の一般的な読み方としては、まず最初の1ページにある概要で全体の流れを把握し、第1部の「中小企業の動向」でさまざまなデータを確認します。
その後、第2部で今後の方向性や施策について理解するという流れになります。
2025年版では、「中小企業の経営力」と「スケールアップへの挑戦」が大きなテーマとなっており、これに関連した施策も次々と発表されているようです。

しかし、白書全体のPDFは332ページにもおよび、正直なところ、すべてを読み切るのは難しいという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、白書の効率的な読み方について、2つの方法をご紹介します。

(1)テーマを絞って読む
今回は「デジタル」に絞って記事を作成しました。私は中小企業のデジタル化・DXに強い関心がありますので、
自分の興味のある分野に絞って読むことで、スラスラと読み進められますし、データもより理解しやすくなります。
特に、毎年同じ視点で確認していると、前年との比較もできて変化が把握しやすくなります。

そのほかにも、「事業承継」や「海外展開」、「価格転嫁」といったテーマに絞るのも有効です。
また、「小売業」や「建設業」といった業種別に読む方法や、「AI」や「自動化」といった技術的なキーワードで読み込むのもおすすめです。

みなさまもぜひ、ご自身の関心のある分野に絞って読み進めることで、あの分厚い白書も驚くほどスムーズに読めるのではないでしょうか。

(2)AIに読んでもらう
白書のPDFをダウンロードして、AIに読み込ませる方法もおすすめです。
たとえば、Googleが提供するNotebookLMなどのツールを活用するとよいでしょう。

白書をアップロードすると、サマリーを自動で作成してくれたり、マインドマップで内容を整理してくれたりします。
さらに、チャットボット機能を使って白書に関する質問ができるほか、ポッドキャスト形式で音声による要約も利用できるため、移動中に耳で白書を学ぶことも可能です。

インターネット上のAIに質問すると誤情報が混じることもありますが、このようなPDF読み込み型のツールであれば、
アップロードした文書の中からのみ回答されるため、誤情報が混入しにくいというメリットがあります。
さらに、回答に表示される出典をクリックすれば、白書のどのページに記載されているかもすぐに確認できます。
非常に良い仕組みといえるのではないでしょうか。


中小企業白書2025年にデジタル化について述べられたこと

さて、今回の白書の内容ですが、大きなテーマとしては、経営者の経営力の向上と、それに伴うスケールアップへの挑戦が挙げられています。
そのため、デジタル化についても、企業のスケールアップを実現するための重要な要素として捉えられているのではないでしょうか。

実際に、白書に登場するデータの多くは、企業規模(スケール)ごとに整理されています。
たとえば、「スケール別のデジタル化への取り組み内容」などが紹介されています。

もちろん、企業規模が大きいほどデジタル化が進んでいる傾向にありますが、
どの部分のデジタル化に差が出ているのかについても確認することができます。

たとえば、「コミュニケーションツール」の導入においては、大企業と小規模企業の間で倍以上の差が見られます。

このように、興味深いデータや考察が多数まとめられていますので、ぜひ以下の記事もご覧ください。

「2025年版中小企業白書でデジタルについて述べられたこと」
https://ittools.smrj.go.jp/info/feature/flcjfa0000000rxg.php

 

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