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【IT支援力アップ】2024年版情報通信白書でとりあげられたこと(2024年8月29日号)

 
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  2024年8月29日号
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情報通信白書が発表されました

毎年、この時期に情報通信白書が発表されます。今年の情報通信白書では、大きく2つのテーマがとりあげられており、1つ目は「能登半島地震からの復旧」、2つ目は「進化するデジタルテクノロジーとの共生」でした。

通信インフラの強化は進んでいるものの、停電が長期化した地域の基地局では回復が遅れていました。それよりも災害時に課題になっているのは、「SNSでの誤情報」が頻発していることでした。最近では、ユーザも誤情報が多いことがわかっているためそれほど慌てふためくこともなくなってきていますが、一方でこのような誤情報により、本当に届いてほしい情報が届きにくくなっているという問題が発生しています。

「進化するデジタルテクノロジー」では、メタバースや、自動運転、ロボットなどもとりあげられていますが、やはり話題の大半は「AI」に関するものでした。AIによってどのような仕事がなくっていくのか、またAIによって新たに生み出される市場規模はどれくらいなのか。

AIは第3次ブームだと言われていましたが、白書の中では第3次のブームが終わるまでもなく、生成AIによって第4次ブームに突入したとされています。これからもAIの進展から目が離せなくなりそうです。

各国と比べた日本のデジタル化の進展状況

一方、デジタル化について日本と米国、ドイツ、中国を比べてどのような状況になっているかのデータも出ています。

日本のデジタル化が遅れているとは常に言われてきましたが、業務を効率化する仕組みといった「守り」のデジタルの導入は進みつつあります。一方で、売上や顧客体験の向上につながる「攻め」のデジタル化については、各国に比べて大きく遅れを取っている状態です。

その原因として、企業の社内デジタル人材の確保状況が挙げられています。これは日本にデジタル人材が少ないのではなく、システム会社には多くの人材がいるものの、事業会社で内製できる人材は少ないというデータでした。

中小企業にとっては人材の確保が難しい中で、デジタル人材を確保するのは更に難しいと言えるでしょう。外部から採用するのが難しければ、長い目で見て社内のデジタル活用レベルを向上させ、デジタル人材を育てていかざるを得ないのではないかと考えます。

本記事のご紹介

情報通信白書の概要については、下記に紹介するここからアプリの記事をご覧ください。

◇2024年版情報通信白書でとりあげられたこと AI活用とデジタル化の進展
https://ittools.smrj.go.jp/info/feature/rigle90000000z2m.php

◇総務省 情報通信白書
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/


 

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