屋久島でお土産屋を経営する「ぷかり堂（株式会社アイランドコーポレーション）」。
店名の由来は、お店の近くに川があり、船がぷかりぷかりと浮いていたので「ぷかり堂」とのこと。
旅行の最後に訪れるところがお土産屋、「終わり良ければ総て良し」の考えから、お土産がよかったら、仮に天気の悪い旅行期間だったとしても”屋久島に来てよかった”と思ってもらえるのでは？との思いから、屋久島の楽しい思い出をお持ち帰りいただけるお店であるよう仕入れやお店の運営に日々奮闘されています。
【課題】経理会計業務に膨大な時間がかかっていた
開業当初は表計算ソフトを使って経理会計業務を行っていました。初めての決算では、溜めていたレシートを観光のオフシーズンにひたすら入力。売上の少なかった初年度でも、1ヶ月位かかりました。それでも何とかなりましたが、売上の増えた2年目はとても大変でした。「この時間って本当に無駄だな」と思い、どうにか効率化できないものかと考えるようになりました。
【導入】タイミング良く広告を見かけ、お試しを経て導入を決めた
そんな時、ちょうど「freee」の広告を見かけたのです。調べてみて、「これは合うんじゃないか」と思い、まずは試してみることにしました。その後導入を決め、溜め込んで痛い目にあった教訓を生かし、最低でも1週間に1回はレシートを入力するようにしました。わからないことがあってもチャットですぐに質問することができるので助かっています。
【効果】驚くほど手間を減らすことができた
定期的にレシート入力を行うようにしただけなのに、確定申告が拍子抜けするほど簡単に終わりました。消費税の計算も自動で行ってくれるので、非常に便利です。知識がなくてもできるのがすごいですね。freeeだけで処理はできますが、特例に当てはまるかの判断など専門知識があった方が良いこともあるので、「税理士検索freee」で見つけた税理士へ依頼もしています。自分だけでは合っているのかと不安が拭いきれませんが、専門家にお墨付きをもらうことで安心できています。また、法人にしてからは社会保険などさまざまな手続きが必要となり、最初は社会保険労務士にお願いしていましたが、現在は人事労務freeeを導入しています。こちらも自動で書類作成ができて便利です。賞与支払い届、算定基礎届もすぐにできます。freeeと人事労務freeeのおかげで、かなりの手間と労力を減らすことができました。
【展望】人間にしかできないことに注力を
ITツールは、スマートフォンやパソコンが使える人であれば、そんなに苦労せずに使いこなせると思います。費用がかかることに抵抗があるかもしれませんが、時間や労力と比べてその金額は払う価値のないものでしょうか？時間を買って、本来やるべき業務に専念するほうが良いと私は考えています。当社では、発注業務にも「COREC」というツールを導入して省力化を図っています。今、屋久島に居住する 人が減っていて、人手不足なのです。無人レジなど機械に任せられることは機械に任せ、人間は人間にしかできないことに注力していくようにすれば、人手が豊富でなくても事業拡大できますよね。今後は、空港にも近いため、お土産屋以外にも飲食や観光などの関連サービスにも進出し、屋久島の魅力を発信できるお店にしていきたいです。
企業名：ぷかり堂（株式会社アイランドコーポレーション）
HP：https://www.pukarido.com/
代表者：代表取締役 荒木 政孝
設立日：2012/4/18 法人：2018/4/18
従業員数：5名（社員1名、パート2名、経営者2名）
主な事業：お土産屋
