当店は、天神さま（菅原道真公）をお祀りする太宰府天満宮の参道に昭和２３年に創業いたしました。以来、当地にて当店の代表銘菓である賢所献上菓子『宝満山』や『うその餅』などの和菓子を作り続け、昨年７０年の節目を迎えました。ひとつひとつを手作業で作り上げている当店の和菓子は、天神さまの詠まれた歌や太宰府天満宮のご神事にちなんだ名前を頂戴しております。創業以来作り続けている和菓子から四季折々の和菓子まで取りそろえており、文化人や茶人の皆様に永くご愛用いただいています。また、お土産やご進物としても多くのご用命を承っております。
【課題】すべてがアナログ、バックオフィスの時間的コストが膨大だった
以前は、すべてがアナログでした。たとえば、レジは使っているものの、どんぶり勘定状態。昔の商店という感じですね。もちろん管理もすべて現金です。そのせいで、計算が合わないことが当たり前という感じでした。それに、商品の値段を覚えていないと会計ができないため、スタッフへのトレーニングが必要でした。何かクラウドのツールなどを入れてこの状況を変えなければいけない、という危機感がありました。
【導入】まだメジャーじゃなかった頃から、積極的にツールを取り入れていった
国が補助金などでITツールの導入を推進するよりもずっと前に、税理士さんの勧めもあって「Airレジ」「マネーフォワードクラウド会計」「マネーフォワードクラウド給与」の導入を決めました。導入時には説明にきてもらいましたが、簡単なレクチャーを受けただけで、あとは使いながら覚えていきました。
【効果】効率化の結果、本業に集中できる環境が整った
いろんなツールを導入しましたが、それぞれ入れてよかったと思う効果が得られています。まず、Airレジの導入により、お会計のミスやレジ締めのミスが減りました。次に、マネーフォワードクラウド会計とマネーフォワードクラウド給与のおかげで会計入力や給与計算の時間を大幅に削減、バックオフィス業務の効率化に成功し、データを取り込んで集め、仕分け補正をするだけよくなりました。Airレジや銀行などと連携ができるのが大きなポイントですね。このように、ITツールの導入により効率化が成功したため、本業に集中できる環境を整えることができました。
【展望】良いツールは積極的に取り入れ、さらなる効率化を図っていく
ECサイトも、人材の配置をうまくして、もっと力を入れていきたいですね。「マネーフォワードクラウド会計」を更に活用し、人件費を削減したいとも考えています。とにかくツールを積極的に取り入れて、どんどん効率化していこうと考えています。もし、まだ何もITツールを使ったことがないのであれば、少なくとも、Airレジやスマレジなどのレジ系は絶対に入れてみることをおすすめします。自動釣銭機能のあるユビレジもいいですね。どれを入れるにしても、データを取れるようにして、きちんとアドバイザーをつけて分析することが欠かせません。データからわかること、データを活かすことが大切なのです。
