決済ツールの導入でカード利用者にもお待たせしないおもてなしを

  • 2020年01月10日
  • ちゃんこ黒潮
  • 飲食業
  • 決済(店頭クレジットカード)
  • 関東

東京・神楽坂の路地裏にお店を構える「ちゃんこ黒潮」は、クレジットカード利用による決済が増えるなか、「お客様にレジまで足を運んでいただくこと」「決済作業でお待たせすること」を解消すべく、IT導入を決断する。

後藤さん 「現役当時、所属していた佐渡ヶ嶽部屋が神楽坂にあったことで縁を感じ、こちらで開業しました。お客様の層は20代から70代まで幅広く、近隣以外からも『ちゃんこ料理を食べたい』という方が多くお見えになります。また海外、とくにフランスの方のご来店も最近目立っていますね。」

【課題】カードご利用の面倒を、お客様にかけたくない

後藤さん 「開業からずっと、お会計は現金のみの対応でした。ただ時代の流れでカード決済への要望が増えてきたことで、6〜7年前にカードの加盟店になり、決済に対応しました。カード決済ではカード会社に支払う手数料がかかりますが、これも時代の流れであり、必要な経費として経営全体で吸収しなければならないと考えた上での決断でした。ただこれにより、テーブルでのお会計ができなくなり、お客様にレジまで足を運んでいただく必要が出てきました。またお客様にサイン、もしくは暗証番号入力というご面倒をかけることも、好ましくないと思っていました。そしてカード決済の端末でエラーが出たときの対処には慣れが必要で、担当者が別の用事にかかわっているとお客様をお待たせすることも悩みの種でした。」

【導入】3年残っていたレジのリースを解約しAirペイを導入

後藤さん 「あるとき、自分が訪ねたお店で、目の前でカード決済できる端末を見たのです。お店の方に『どうやって導入するんですか』と聞いたら、『すぐにできます。簡単ですよ』との言葉が返ってきました。『Airペイ』を取り扱うリクルートはグルメサイト『ホットペッパー』で付き合いがあったので、すぐに説明に来てもらいました。どれくらいコストがかかるのかが不安でしたが、クラウド型のPOSレジアプリ『Airレジ』とあわせて導入しても、いま使っている従来型レジのリース料よりもずっと安いことがわかり、導入を決めました。じつは従来型レジのリースはあと3年間残っていたのですが、その3年が終わってもまた新しい機種へのリプレイスでリースがはじまるというサイクルが続きます。そこで残り3年分のリース料を一括で支払い、解約しました。」

【効果】下がったカード決済手数料をお料理でお客様に還元

後藤さん 「やはりお客様の席でカード決済できるのはとても便利です。また決済手続きはスマホやタブレットのアプリを普段から使っている人なら誰でも出来るわかりやすい作業で、カード決済の担当者も不要になりました。またカードの決済手数料もこれまでより下がり、その分のコストをお料理の量や質で還元できるようになりました。カード決済を使われるお客様の比率は年を追うごとに上がっていますから、このように決済手数料が下がることは、うれしい限りです。なおQRコード決済も試してみましたが、こちらは世間で盛り上がっているほどの反応はなく、利用はごくわずかでした。うちのお店のようにある程度の額のお会計になってしまう場合、QRコード決済との相性は現段階ではあまりよくないんだと思います。」

【展望】新たなものをどんどん取り込みお客様満足を

後藤さん 「現在は新たな決済ツールとしてSquareも導入しています。こちらもカード決済に対応したツールですが、よりお客様をお待たせしません。また決裁手数料が安く、さらにうちの取引銀行の場合、決済の翌日に口座に入金されるので、ほぼ現金と同じ感覚です。しばらくはこれらを併用して使い、また新しく便利なものが出てきたら、どんどん活用していきたいと思います。私たちのような飲食店では、薄い利益のなかでカード決済手数料を支払うことにためらいを感じる経営者さんも少なくありません。ただカード決済、キャッシュレス決済がここまで拡大する時流に背を向けていては、やはりお客様満足は得られません。積極的にカード利用者を取り込み、またお釣りの用意がいらない、売上金を現金で持ち歩かなくてもいいという利便性も評価し、カードをぜひお使いくださいというスタンスでお客様をお迎えしたいと思います。」

所在地:〒162-0825 東京都新宿区神楽坂3丁目6−3
店名:ちゃんこ黒潮
代表者:後藤 健二郎