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ITの助けを借りて、2店舗の新規開店と運営を実現

  • 2020年01月10日
  • TSUCURITE
  • 小売業
  • POS(汎用)
  • 関東

デパートでの催事やイベントでの販売から、実店舗の開設にステージを移した會田さんは、当初の計画が一変、短い期間で2店舗を開店し、運営することとなった。その忙しい状況を救ったのは、クラウド型レジソリューションだった。

會田さん 「宗教、暮らし方、健康への考え方などが異なる方々に幅広く受け入れていただけるよう、植物素材を使い、卵や乳製品を使わないお菓子が当店の特徴です。昔は会社勤めをしていましたが、“ものづくり”にかかわる仕事がしたくて、お菓子の道に入りました。ベーグルカフェで学んだのち独力で修業。7年くらいデパートの催事やイベントでの販売を経て、2019年6月に国分寺に、そして9月に厚木にお店を出しました。現在は国分寺店が比較的広い商圏のお客様への販売、厚木店が製造と近隣のお客さまへの販売という形でお店の運営を住み分けています。」

【課題】2店舗を運営するために販売管理が必須

會田さん 「デパートの催事やイベントでの販売は経験がありましたが、会計はデパートやイベント会社にお任せしていたため、販売管理はあまり必要ではありませんでした。しかし新しい店舗をオープンするタイミングで、2店舗の販売状況を管理する必要があると考えPOSレジを導入することにしました。POSレジはすでに開業している同業者の方にどのようなレジを選べばよいか話しを伺い検討しました。」

【導入】多くの同業者のお薦めから「Airレジ」を選択

會田さん 「話しを伺った方々のほとんどからご推薦いただいたPOSレジが『Airレジ』でした。それほど使われているならと思い、迷うことなく選択し、先に開店した国分寺店、続いて厚木店に導入しました。導入費用については軽減税率対策補助金を使いましたが、自分が補助金のどれに該当するのか調べること、申請に当たりさまざまな書類を用意し記入しなければならないことで苦労しましたが、そこはなんとかしなければと思い頑張りました。唯一気がかりだったのは、国分寺店を任せる母がAirレジを使いこなせるかどうかでした。」

【効果】クラウドのメリットを活かし、別店舗の状況も見える化

會田さん 「結果論になりますが、2店舗を運営するにあたり、Airレジを選択して本当によかったと思います。売上のデータはクラウドに保存されるので、自分がどこにいてもそれぞれのお店の状況が把握できます。特に有難いのは、厚木にいても国分寺店の販売状況がリアルタイムでわかることです。日々の売上の状況を見ながら、翌日に向けどのくらいの量のお菓子を作ればいいか準備ができます。毎日電話で問い合わせ、FAXで状況を送ってもらうようなフローだと、かなり大変な思いをしたことだろうと想像できます。さらに日々、月次のレジの締めも、入力や転記の必要がなく非常に楽です。またカード決済に対応したことで、ギフトなどでまとめ買いするお客様にご不便をおかけすることもなくなりました。導入当初は戸惑っていた母も、すぐに操作することができました。」

【展望】売れ筋をきちんと把握して、お客様にお届けを

會田さん 「店頭でお菓子を売っていると、“肌感覚”で売れ行き、売れ筋の理解はできますが、Airレジではそれがきちんと数字で残り、かつ、過去に遡ってもデータを見ることができるので非常に便利です。手書きの帳面やPCへの手入力では、そうした数字を調べるには集計作業が必要になり、大変な思いをするでしょう。お菓子は日持ちするものもありますが、やはり作り手としては、できるだけ新しいうちにお召し上がりいただきたいという気持ちがあります。新しいお菓子をお客様に届けるために、そうした数字をもとに、売れ筋をきちんと管理できるようなお菓子作りを進めたいと思います。お菓子作りにはさまざまな材料を使いますが、気がつくと在庫が切れそうになっていて慌てて発注ということが少なくありません。そうした在庫切れを予測してアドバイスしてくれるようなITツールがあれば、ぜひ導入したいと思います。」

社名:TSUCURITE
HP:https://www.tsucurite.com/

事業内容:菓子製造業、レシピ開発など
所在地:神奈川県厚木市妻田南2-12-22
従業員数:1名
設立:2012年
代表:會田 由衣