地元、川崎を面白くしたい!という気持ちから「SUNRISE」を立ち上げました。「SUNRISE」には、「上昇していかないといけない」との想いを込めています。実家がお蕎麦屋で、ずっと「飲食業は絶対やらない」と思っていたのですが、周りの仲間が就職活動をしていくなか、自身が本当にやりたいことを見つめ直したとき、気づけば父親の背中を追っている自分がいました。美味しい料理を川崎で提供し、川崎の良さを伝えたい。そんな想いを持って、現在は4店舗を経営しています。社員は20代~30代が多く、社員満足度の向上のため社内SNSを活用するなどの仕組みづくりも行っています。また、「居酒屋甲子園」の理事も務め、情報収集や意見交換をしながら共に戦う経営者と切磋琢磨をしています。
【課題】会計にかかる手間もミスも多かった
当時は手書きで注文を取っていたので、会計の際にはレジへの打ち込みが必要でした。そのため、会計が重なると忙しくなるという状況が続いていました。また、手作業で入力しているため、入力間違いや入力漏れが多く発生してしまい、これによる損失が小さくありませんでした。さらに、会計データの確定が遅かったため、お金に関する情報の見える化もできていなかったのです。銀行通帳の情報を写真に撮って毎月税理士へ提供するのも手間でしたし、従業員に給与を支払う処理にも時間がかかっていました。
【導入】周囲からの情報で連携できるアプリの導入を決定
「居酒屋甲子園」を通して出会った経営者と情報交換をする場があるので、そこでITツールについての情報を交換しています。さらに、「居酒屋甲子園」にはサポーター企業が参画していて、色々なアプリを比較することもできます。その中で「K1くん」を知りました。また、「マネーフォワードクラウド」については、税理士から勧められて導入を決めました。「K1くん」の受発注や仕入れデータなどの情報を連携することができます。さらに、税理士側も会計管理がしやすくなるそうです。無料プラン内で活用しているので、こちらは初期費用がかかっていません。従業員は若い世代が多いので、ITツールの導入に抵抗はありませんでした。
【効果】お金の管理がぐんと楽になった
以前は手書きで注文を取って、会計時には手動でレジ打ちしていましたが、「K1くん」を導入してからは、スマートフォンで注文を取ったら会計が自動で計算されるようになりました。月末にならないと確定しなかった会計データもリアルタイムで確認することができるようになり、大変だったお金の管理が楽になりました。給与支払いも、銀行で一人分ずつ振込をしていたのがネットバンキングで済ませることができるようになって、負担が格段に減りました。月末のお金に関する処理の憂鬱さからくるストレスから解放されたのです。手間が減ったことにより、経営についての議論や他店への勉強などに使う時間を捻出できるようになりました。コスト面でも、アルバイト1名分、月額15万円ほどを削減できていると思います。
【展望】アプリによる「見える化」で従業員とともに成長していく
現在、社員満足度向上を狙って、「ありがとうの見える化」ができる社内SNS「THANKS GIFT」を導入しています。運用しているうちに、このアプリの稼働率が高いと、従業員の離職率が低くなるということがわかってきました。より人間力が必要になっていく現代社会において、価値ある人材を見える化することで成長を促し、より強いチームにしていきたいと考えています。今後は、海外への出店も考えているんです。責任感と仕事のパフォーマンスは比例すると思っているので、従業員の「責任感」を見える化できるアプリがあれば使ってみたいですね。今回「K1くん」と「マネーフォワードクラウド」を導入して、会計全体を見える化して現在地を把握することの重要性を実感しています。導入すると会計管理が楽になるので、使ってみることをお薦めします。
社名:株式会社Sunrise
HP:https://sunrise-kawasaki.com/
所在地:神奈川県川崎市川崎区駅前本町2-11都ビル3階
代表:菊池 厚志
従業員数:40名
事業内容:飲食業(居酒屋・バル経営)