宿泊予約サイトの管理にITツールを導入し大幅なコスト削減と手間の軽減を実現

  • 2020年03月18日
  • アースルーフ
  • 宿泊業
  • 予約管理(宿泊業)
  • 関東

伊豆高原のペンション「アースルーフ」は、宿泊予約サイトの情報更新に課題を抱えていた。取引金融機関のアドバイスにより、課題解決のため「かんさしクラウド」を導入。コスト面でも作業面でも負担を軽減することに成功した。

もともとは会社員をしており、働き詰めの毎日を送っていましたが、結婚して子供ができ、大切な家族と過ごす時間を増やしたいと考えるようになりました。そこで、一念発起、家族と一緒にペンションをはじめることにしました。アースルーフは「家族の思い出を育てる宿」をモットーに、表面的なサービスだけでなく、お客様との心のふれあいを大切にして「来てよかった!また来たい」と思っていただけるようなペンションを目指しています。

【課題】宿泊予約サイトの情報更新が、コスト面においても作業面においても負担だった

複数の宿泊予約サイトへ宿の情報を載せていますが、掲載プランの変更や料金の変更をしたい場合、宿泊予約サイトごとに作業を行わなければならないのが負担になっていました。作業は外注していたのですが、コストがかかることと、外注先への作業依頼書の作成にも時間がかかっていました。軽微な修正に関しては外注先に依頼せずに自分で行うことも多くあったので、何とか簡単に管理する方法はないかと探していました。

【導入】連携サイトの多さと、使っているサイトがカバーされていたことが決め手

2018年6月に取引金融機関から紹介頂いた「観光関連事業者向けIT導入セミナー・個別相談会」に参加して、そこで「かんざしクラウド」について知りました。他にも類似のツールがないかインターネットで調べてみましたが、「かんざしクラウド」は連携できる宿泊サイトが多く、既に私たちが掲載しているサイトもカバーされていたので導入を決めました。導入の際には、メーカーの方が直接説明しに来てくれました。パソコン操作ができれば、特に難しいと思うこともなく、運用していく中でも困ることはありませんでした。今回の導入には、IT導入補助金を活用しました。

【効果】コストダウンと手間の削減を実現

以前は掲載プランの変更や料金変更などの大きな変更は年に4~8回行っており、そのたびに外注していたためコストの負担が大きかった上に、作業指示書の作成にも時間がかかっていました。それが「かんざしクラウド」を導入したことで、コストが1/4になりました。また、全掲載サイトの一括変更が可能になり、外注をやめたことでネット管理にかかる時間も削減することができました。お金を払って時間を買っているつもりが、外注先への作業指示書の作成や、内容の確認などのやりとりに非常に時間がかかっていたのです。その上、こちらの意図がうまく伝わらず、再指示や自身でのやり直しが必要になることも。このような手間や時間がかかっていたことを考えると、自分で「かんざしクラウド」を使って変更する方が簡単で早いです。

【展望】自分のペンションだけでなく、地域の発展に貢献していきたい

今後、宿泊していただいたお客様の情報を管理できるツールを導入したいです。リピーター様に対して、以前の情報を事前に確認することで、より寄り添ったサービスができるようになると考えています。お客様の満足度が向上すれば、伊豆高原エリアの魅力向上にもつながるため、地域のメンバーを巻き込みながら取り組んでいきたいと思っています。伊豆高原エリアの観光の利便性向上を目指し、より横のつながりの強化を図るために「伊豆高原観光オフィス」の代表も務めています。自分のペンションの運営だけでなく、伊豆高原というエリア全体の魅力を発信し、より地域の発展に貢献していきたいです。ITツール導入による業務効率化が今後必須のものとなってくるでしょう。ただ、ITツールが世の中にありふれてきているというのも事実なので、どのツールが自分に合うかという視点を持つことが非常に重要になってきています。いろいろな情報にアンテナを立てながら、うまく活用してほしいですね。

企業名:アースルーフ
代表者:利岡正基
所在地:静岡県伊東市池615-87
設立日:2014年12月
従業員数:2名
事業内容:ペンション経営

【支援者】「自分にできることは全部やる」

今回の支援は、関東経済産業局、さがみ信用金庫と弊社(三島信用金庫)が連携実施したIT導入セミナー・相談会をきっかけにスタートしました。セミナーに参加した事業者に向けて、
宿泊事業者向けのサービスを展開しているITベンダー6社からプレゼンテーションを実施するというもので、アースルーフ様は、そこで「かんざしクラウド」を展開している株式会社かんざし様と出会い、自社の経営改善に役立つツールと判断、導入に至りました。
特に自分個人が何かを提案したというものではないですが、こういったイベントに参画したり、事業者様をお誘いするのも大事な支援活動の一つだと考えています。
普段の支援活動においては、自らの知識経験だけではお客様支援はできないので、お客様に対する提案では迷うこともあります。様々な支援経験をもつ本部の事業者サポート部にいる同僚や上司に相談をしながら進めることが多いです。また、関東経済産業局や県産業振興財団、よろず支援拠点など専門機関との連携も出口のひとつであると考え、様々な機関との連携・情報交換によって補完するようにしています。

三島信用金庫
元気創造部 地域未来創造課 佐藤

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