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特集

インボイス制度への対応が事業者の評判に直結する!?

  • 2022年7月21日
  • 中小機構 中小企業支援アドバイザー 松﨑 堅太朗
  • インボイス
インボイス制度への対応のサムネイル画像

請求書の様式が変わるだけだと思ったら大間違い?
インボイス制度公表サイトを覗いてみましょう!

インボイス制度の導入が始まっています。

インボイス制度は令和5年10月1日から始まる新たな制度です。

導入はまだ先のこと、あるいは何だか面倒くさいから先延ばしにしている。ひょっとしたら、そういう中小・小規模事業者の方々も、相当多いのかもしれません。

インボイス制度は、まず「適格請求書発行事業者」になるために、登録申請書を税務署に提出し、登録を受けることが必要ですが、実は登録申請の受付は令和3年10月1日から始まっています。

適格請求書発行業者登録申請受付開始のリーフレット(表)

出典:制度の案内用リーフレット((令和3年7月)令和3年10月1日登録申請受付開始!)より

こう聞くと、ずいぶん前から始まっている様に思いますが、登録を受けることで、具体的にどうなるのでしょうか?

「適格請求書発行事業者」は、すでに国税庁のホームページで公表されています

実は、令和3年10月1日以降に登録を受けた「適格請求書発行事業者」は、既に国税庁のホームページ「インボイス制度公表サイト」で公表されています。まずはこちらを覗いてみましょう。

公表サイトのページを見てみると、以下の様に「登録番号を検索する」という画面が表示されます。
ここにTから始まる13桁の登録番号を入力すると、検索結果が表示される仕組みになっています。

つまり、「適格請求書発行事業者」かどうかについては、インターネットで検索することで、誰でも簡単に確かめられる仕組みを国が既に作っているのです。

サイトで登録番号を検索する際の画面イメージ画像

出典:インボイス制度公表サイトより

正しい登録番号かどうかは、ネット検索で確かめる

令和5年10月1日以降、「適格請求書発行事業者」に登録された法人や個人事業者においてインボイスの発行が開始されます。このインボイスには、新たに登録番号が記載されることになりますが、この登録番号が正しいかどうかを含め、下記①~⑥のインボイスに記載された内容が正しいかどうか、受領した側が確かめなくてはならないという、新たな実務が生じます。

出典:制度の案内用リーフレット((令和2年6月改訂)消費税の仕入税額控除の方式として適格請求書等保存方式が導入されます)より

その際、登録番号の確認に役立つのが、先ほどの「インボイス制度公表サイト(国税庁)」になります。

もし、確認の結果、登録番号に間違いがあったなど、インボイスに不備な点があればどうすれば良いのでしょうか?その際には、発行側に問い合わせて、修正したインボイスを交付してもらうという、これまた新たな実務が発生します。

発行側が応じてくれるかどうかという疑問もあるかと思いますが、下記3にありますように、修正した適格請求書の交付は、適格請求書発行事業者の法律上の義務となっていますから、間違いを見つけた場合は、しっかりと修正交付に応じてもらいましょう。

出典:登録申請された皆様へのリーフレット((令和3年12月)適格請求書発行事業者の皆様へ)より

インボイス制度への対応の良否が事業者の評価となる

日本のインボイス制度の導入は、国のデジタル化への対応と呼応し、請求書等に登録番号を記載するだけに留まらず、国税庁ホームページで「適格請求書発行事業者」が公表され、誰でも登録番号を検索できる様になっています。

つまり、インボイス制度にどの様にしっかり対応しているのかを、誰でも確認できる仕組みになっているのです。

事業者の皆様は、ぜひこれをチャンスと捉え、インボイス制度へしっかりと対応することで、令和5年10月1日以降、きちんとしたインボイスを発行し、これを受領した方々から「国税庁のホームページでも検索したけど、○○さんは、しっかりとインボイス制度に対応しているな、これからも安心して取引が継続出来そうだ。」と感じて頂けるよう、今からしっかりと準備を進めていきましょう。